雨宿りをした旧博物館(右の写真の上から13番目)がある地域は博物館島とよばれている。
1999年にユネスコ世界文化遺産に登録された。
博物館島は、ベルリンの中心部にあたるシュプレー川の中州にある。
ベルリンの5つのミュージアム「旧博物館」、「新博物館」、「旧国立美術館」、「ボーデ博物館」、「ペルガモン博物館」からなっている。
最初に旧博物館(アルテスムゼウム)が、 1830年に、建てられた。
アルテスムゼウムは、カール・フリードリヒ・シンケルが設計したもので、イオニア式の柱が18本正面に並んでいるのが特徴である。
イオニア式の柱は、学術芸術の建物に多く使われていて、ロンドンの大英博物館、ミュンヘンのアルテ・ピナコテークにもつかわれている。
しかしそれだけではなく、この建物は、正面が、独特の様子をしている。
それは、中央部分の入り口や両脇に従来のように、それらしい変化がなく、柱が均質に林立しているだけで、まるでそっけない。
それは、空港のターミナルビルをおもわせるようだ。
こうした建て方が、近代建築に通じるものがあり、新古典主義といわれる。
その後、「新博物館」、「旧国立美術館」、「ボーデ博物館」が続き、1930年に「ペルガモン博物館」が開館した。
博物館島は、このようにして、プロイセン王国と後のドイツ帝国が、100年の歳月をかけて完成させた。
しかし、その後、ヒトラー政権による美術品の没収や売却、第二次世界大戦による建物や作品の損傷、散逸、東西ドイツの分断などが続いた。
このあたりは旧東ドイツだった。
1989年にベルリンの壁が崩壊、統合計画が始まった。
博物館島には先史時代から19世紀まで、6千年の西洋文明史をたどる作品が集められている。
現在は、まだ再建工事中で、2015年に完成すると、パリのルーブル美術館、イギリスの大英博物館などと肩を並べる、膨大なコレクションとなる予定。

ドレスデン・フラウエン教会 |

Vol.. 17ー2 2007.5.7〜2007.5.17

精巧なイラストがきれいなバス |

フリードリヒ大王騎馬像 |

聖フェトビヒ大聖堂 |

フンボルト像、左側は兄。言語学など。
フンボルト(ベルリン)大学創立者。
右側に弟アレクサンダーの像がある。 |

国立オペラ座 |

おなじく国立オペラ座 |

二階建てバスと通りの様子 |

マンホールのふた。左が上。
上部にテレに塔、下部に、議事堂。 |

シュロス橋 |

ベルリン大聖堂 |

ベルリン大聖堂と、テレビ塔 |

ドイツ歴史博物館 |

奥に旧東ドイツのテレビ塔。 |

アルテス・ムゼウム(旧博物館)、現在は
ギリシャ・ローマの芸術作品を主に展示している。後に工事中の支柱が見える。 |

フンボルト大学生の野路さんとY、
旧博物館にて。うしろは、ベルリン大聖堂。 |

奥にベルリン大聖堂 |

旧国立美術館、この周辺は、工事中だった。 |

奥に座っているのは
サキソフォンを吹くおじさん、周辺の風景に演奏が溶け込んで風情がありました。 |

河畔のフェンスに自転車をくくりつけて停めています。 |

シュプレー川支流と橋 |
博物館島(ムゼウムスインゼル)