■2008.04.17.☆ |
ことば 「貧しい芸術家はいません」 ・・・・・映画「パペットの晩餐会」(1987.デンマーク)より |
■2008.05.24.☆ |
ことば 私は世間から天才だと見られている。私の持っている「天才」の全ては次のこ とに負うている。何かやることがあると、私はそれをつぶさに研究する。毎日毎晩自分の側から離さず、ありとあらゆる角度から検討する。心はすっかりその事に浸りきっている。こうして得られる成果を世間では「天才のたまもの」と呼ん で下さるが、私に言わせれば、それは勤労と思考のたまものである。 ・・・・・アリグザンダー・ハミルトン |
■2008.05.23.☆ |
ことば |
■2008.04.26.☆ |
ことば わたしのまちがいだった わたしのまちがいだった こうして草にすわればそれがわかる ・・・・・・・・・・・八木重吉(詩人) |
■2008.04.17.☆ |
ことば 私の近くにいる人たちは 私の近くにいる人たちは、あなたが彼らよりも私の近くにいることを知らない 私に話しかける人たちは、私の胸があなたの語られない言葉でみたされているのを知らない 私の近くに群がってくる人たちは、 私が歩いているのはあなたひとりとだけであることを知らない 私を愛している人たちは、 彼らの愛情があなたをこそ私の胸に思い出させることを知らない ・・・・・・・・・・・山室 静 訳、タゴール詩集より |
■2008.04.8.☆ |
ことば 世界の講堂では、粗末な草の葉も日の光や真夜中の星たちと一緒に同じ絨毯の上に坐る 世界の講堂では、粗末な草の葉も日の光や真夜中の星たちと一緒に同じ絨毯の上に坐る そのようにわたしの歌も、世界の胸の中では雲や森の音楽と同席している しかし、金満家のきみ、きみの富は太陽の喜ばしい金や 沈思する月のやわらかい光のあの単純な偉大さとは 少しも関係がない 一切を抱擁する空の祝福もその上にはそそがれない そして死が現れるとき、それは青ざめ、萎えて、塵と砕けるのだ。 ・・・・・・・・・・・山室 静 訳、タゴール詩集より |
■2008.04.07.☆ |
ことば わたしの個人的な経歴など存在しない。そこには中心がない。 道もなければ、線もない。 広漠とした空間があり、そこに誰かがいたような気がしたけれども、 本当をいうとだれもいなかったのだ。 ・・・・・・・・・・・マルグリット・デュラス |
■2008.03.03.☆ |
ことば 「ここぞのときに、話すよりもここぞのときに黙るほうがさらに効果がある。」 「真実は言うべきだ、しかし必ずしもすべての真実を言うべきでもない。」 「冷淡な人間はめったに人を裏切らない。」 「大臣の首をすげかえるのは、泥棒の首をすげかえることである。」 「男と女は知り合う前に結婚する。知り合ってのち、憎み合う。」 「まことの愛は、愛以外の何も求めない。」 ・・・・・・・・・・・スウェーデン女王、クリスティーネ(1644年即位〜1654年退位) |
■2008.03.03.☆ |
ことば 「個性は人がなしうるものからでなく、なしえないものから生まれてくる。」 「君の欠点が、君なのだ。それを育みたまえ。」 ・・・・・・・・・・・ジャン・コクトー |
■2008.03.03.☆ |
ことば 「うそをつかないこと 人の話をあまり聞かない事。」 ・・・・・・・・・・・長生きの秘訣をきかれて、、、あるとしよりの言葉。 |
■2008.02.08.☆ |
ことば 誰かが言っていたが「笑いとは悲しみの中から生まれるもの」なのだろう。 きっと笑いとは日々の生活の中に小さな希望の光を見いだしていく行為なのだ。 ・・・・・・・・・・・三井昌志「たびそら」 |
■2008.02.07.☆ |
ことば 詩も絵も高いエナジーがでてくるのを待たなければいけない。 待つ間も欲張らず、何日も無駄にする。 芸術とは自分の無意識がでてくるものだから、思い通りにはならないんだよ。 ・・・・・人生はゆっくりうろうろ、川の流れのように蛇行してきた。 蛇行しながらだんだん太くなっていけば、いつか自分の潜在能力が出てくる。 今はたいへん幸せな気持ちでいる。 八十過ぎても生き生きしてるのは、みんな自分が面白いと思って、やってきたことだからだよ。 自分の一番したいことを願い、それを手放さなければ生きる意味を実感できるだろうよ。 ・・・・・・・・・・・「求めない」の詩人加島祥造 |
■2008.02.06.☆ |
ことば そもそも詩や芸術は、目覚めた現実を解説する古代エジプト・カルデアの夢解きの本に 少し似たところがあります。 ヨゼフ・エジプツキーが、ファラオーの夢解きをしたように、 現実の事件を私たちに解き明かしてくれるのです。 それは芸術の重要な課題なのです。 ・・・・・・・・・・・カレル・チャペック、「カレル・チャペックのごあいさつ」より |
■2007.12.22.☆ |
ことば でもね、芸術って、金と欲のるつぼの中に手を突っ込んで、 ぽんと抜いたら骨も溶けてた、みたいな現場だと思うんですよ。 そこまで行かなくてはね。 ・・・・・・・・・・・アーチスト 村上 隆 |
■2007.12.17.☆ 和歌
風になびく富士の煙の空に消えてゆくへも知らぬわが思いかな
うなゐ児がすさみに鳴らす麦笛の声におどろく夏の昼臥し昔せしかくれ遊びになりなばや片隅もとに寄り臥せりつつ
恋いしきをたはぶれられしそのかみのいはけなかりし折の心は
石投ごの玉の落ちくるほどなさに過ぐる月日は変りやはする
よしの山こぞのしをりの道かへてまだ見ぬかたの花をたづねん
道のべの清水ながるる柳蔭しばしとてこそ立ちとまりつれ
心なき身にもあはれは知られけり鴫たつ澤の秋の夕暮
年たけてまたこゆべしと思ひきや命なりけり小夜の中山
世中を厭ふまでこそ難からめ仮のやどりを惜む君かな
津の国の難波の春はゆめなれや葦のかれ葉の風わたるなり
さびしさに堪へたる人のまたもあれな庵ならべむ冬の山里
春風の花を散らすと見る夢はさめても胸のさわぐなりけり
願はくは花の下にて春死なむ そのきさらぎの望月の頃
・・・・・・・・・・・西行法師
■2007.08.17.☆ |
ことば時計で 測れる時間というものは不思議なものである。 |
■2007.08.14.☆ |
ことば何か価値のあること、何か意味のあることをしなくてはならぬ、と人々が忙しくしているとき、 |
■2007.08.14.☆ |
ことば汝、自らの行為と芸術作品によってすべての人に好まれずとも、小数の者を満足させよ。 |
■2007.07.31.☆ |
ことば「心を贄として天へ捧げるための器が歌にござりましょう。」 |
■2007.07.24.☆ |
ことば心に誤りなきときは人を畏れず |
■2007.3.24.☆ |
ことば 旗振るな 旗振らすな 旗伏せよ 旗たため ・・・・・・・・ひとみなひとり ひとりには ひとつの命 ・・・・・・・・・・・・・・・城山 三郎 |
■2007.3.11.☆ |
ことば (モネははじめはその水面の様子の再現に努めているが、次第にそれが画面上の色と形、筆触、その濃淡、といった抽象世界に没入していく。 でもそれは画面構成だけの抽象絵画にはならず、あくまで睡蓮の池の描写なのだ。 いくら筆触が崩れていっても、それは池の描写に繋がる表現である。 そこのところで絵画世界が濃密に広がっている。) 描写という枠を取り払えば絵画世界が広がるという考えには、机上の計算に近いものを感じる。 むしろ枠の中にあってこそ世界はダイナミックに広がる。 モネの絵が最後まで描写を離れなかったのは、それまでの人生での”描写画家”としての業でもあろうが、その一方で机上の計算の虚しさを本能的に避けたのではないか。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・赤瀬川 原平 |
■2007.3.10.☆ |
ことば 抽象絵画は表現の自由の天国であるはずなのだけど、何故か自由の嬉しさが感じられないのはどうしてだろう。 むしろ自由描写に結びついた印象派の絵の筆触の方に、自由の嬉しさを感じるのは何故だろうか。 自由というのは与えられると消えてしまう。 印象派の絵の筆触には、みずからそれをつかもうとする力が放つ輝きがあるのだ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・赤瀬川 原平 |
■2007.3.05.☆ |
ことば 人間は200年も300年も生きられない。だったら、自分の思うまま、自分らしくやろうよ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・桑田真澄(プロ野球投手) |
■2006.10.05.☆ |
ことば 絵は知識の説明ではありません。 魚の絵を描くには、ウロコの形が本物と同じでなくても構わないのです。 それよりも、うろこや魚のあれこれの形を通して「何か」を表現していなければならないのです。 絵とはそういうものです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・布施英利 |
■2006.12.05.☆ |
ことば 美とは、生きている感じである。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ロダン |
■2006.12.05.☆ |
ことば ダメな画家は、画家に学ぶ すぐれた画家は、自然に学ぶ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・レオナルド・ダ・ヴィンチ |
■2006.12.05.☆ |
ことば 勉強も駄目、スポーツも駄目。 そんなふうに、だめ、だめばかりでも、絵の才能だけはどうなのか分かりません。 もしかしたら勉強もスポ^ツもだめなその子は、芸術に向いているかもしれません。 でも本当に向いているのかは、テストやタイムウォッチや打率などの数字で計ることができません。 だれにも測ることができない。 そうやって、これまで多くの子供達の、芸術の芽が摘まれてきたことでしょう。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・布施英利(絵筆のいらない・・・) |
■2006.10.05.☆ |
ことば この世でもっともすばらしいことは、 自分はじぶんのものだと知ることである。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ミシェル・ドゥモンテーニュ |
■2006.10.22.☆ |
ことば 幻想を手放してはいけない。幻想がなくなったら、 存在しつづけていても、もはや生きているとはいえない。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・マーク・トウェイン |
■2006.10.05.☆ |
ことば えさを十分に与えられ、かわいがられ、 それなりに敬意を払われている猫のいない家を、 はたして完璧な家と呼べるだろうか。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・マーク・トウェイン |
■2006.10.05.☆ |
ことば 愛は、雨上がりの太陽のようにあたたかい。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ウィリアム・シェークスピア |
■2006.10.05.☆ |
ことば 喜びを感じる義務ほど、 軽んじられている義務はない。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ロバート・ルイス・スティーブンソン |
■2006.10.05.☆ |
ことば 今が永遠。私がいるのは永遠のなか。 私のまわり、日差しのなかに、永遠がある。 光あふれる大気のなかを舞う蝶のように、永遠の中にいる私。 未来は来なくてよい。未来は今。今が永遠。今こそ永遠の命。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・リチャード・ジェフリーズ |
■2006.10.05.☆ |
ことば 理想は星のようなもの。手で触れることはできない。 しかし大海原を行く船乗りが目印の星を変えるように、 理想も変え、それにしたがって進めば、目的地に到達する。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・カール・シュアツ |
■2006.10.05.☆ |
ことば <ためらいの野>に、おびただしい白骨がさらされている。 勝利の夜明けがきたというのに立ち上がらず、死んでしまった人たち。。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ジョージ・セシルと伝えられる |
■2006.10.05.☆ |
ことば ひとりで一つの島全部である人はいない。 だれもが大陸の一かけ。 全体の部分をなす。 土くれ一つでも海に流されたなら、ヨーロッパはそれだけ小さくなる。 岬が流されたり、自分や友達の土地が流されたと同じように。私も人類の一部であれば、 だれが死んでも、わが身がそがれたも同じ。 だから弔いの鐘はだれのために鳴っているのかと、たずねに行かせることはない。 鐘はあなたのために鳴っているのだから。 ・・・・・・・・・・・・・・・ジョン・ダン(危機に瀕しての祈り) |
■2006.10.05.☆ |
ことば 人はみな月と同じように、 だれにも見せない 暗い面をもている。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・マーク・トウェイン(赤道に沿って) |
■2006.10.05.☆ |
ことば 私たちの見るもの、私たちの姿 いずれも、すべては夢のまた夢 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・エドガー・アラン・ポー(夢のまた夢) |
■2006.10.05.☆ |
ことば 夢を見るときひとりのように、 人生も一人で生きるもの。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ジョーゼフ・コンラッド(闇の声) |
■2006.10.05.☆ |
ことば 人は自分が置かれている立場をすぐ状況のせいにするけれど、 私は状況を信じません。この世で成功するのは、 立ち上がって自分の望む状況を探しにいく人、 見つからなかったら作り出す人よ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ジョン・バーナード・ショウ(ウォレン夫人の職業) |
■2006.10.05.☆ |
ことば しばし羽を休めた枝が細すぎて折れるかと思えても それを感じながら いざとなれば飛べばよいと 気楽に歌い続ける 鳥のようであれ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ビクトル・ユゴー |
■2006.10.05.☆ |
ことば しあわせなのは 今日の日を自分のものと呼べる人 明日よ、最悪を尽くせ、私は今日を生きたのだからと 恐れることなく言える人だけ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ジョン・ドライデン(ホラティウスの模倣) |
■2006.10.05.☆ |
ことば 人生のしあわせは、ささいなことの積み重ねでできているーーー 小さな、すぐに忘れてしまうような、暖かいキス、 ほほえみ、優しいまなざし、心からのほめ言葉、 そして数えきれない、ちょっとした楽しい考えや うれしい気持といったものだ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・サミュエル・テイラー・コールリッジ(即興芸人) |
■2006.10.05.☆ |
ことば わたしたちは、夢と同じものでできている。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ウィリアム・シェークスピア(テンペスト) |
■2006.10.05.☆ |
ことば 夢に向かって自信をもって進み、思い描いた人生を生きようと努力するなら、思わぬ成功を手にするだろう。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヘンリー・D/ソロー |
■2006.10.05.☆ |
ことば 私たちは、自分を離れてものを見ることはできないし、自分のなかにないものを作品にこめることはできない。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オスカー・ワイルド |
■2006.10.05. |
ことば 人生は、まじめに議論するにはあまりにも重すぎるテーマである。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オスカー・ワイルド |
■2006.10.05.☆ |
ことば それでも美しい夢は生きている 夢ははかないものだなどと言うのはよそう この世界でこわれずにいるのは、夢くらいなものではないか ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・作者不詳 |
■2006.10.05.☆ |
ことば 心に平安をもたらすことができるのは、自分しかいない。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ラルフ・ウォルドー・エマーソン(自己信頼) |
■2006.09.29.☆ |
ことば ・・・・・・絵画の目的はもはや歴史を描写することではありません。歴史は本の中にあるものだからです。 絵画についてはもっと高度な考え方をわれわれはもっています。 それを通して芸術家は彼の内部視覚を表出するのです。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アンリ・マチス |
■2006.09.29.☆ |
ことば ・・・・・・われわれは、もっと別のものを望んでいます。想念や造形の単純化を 通して静謐に向かうのです。全体の調和がわれわれの唯一の理想です。 細部は線の純粋性を弱め、感動の強さを損なうので、 われわれは切り捨てます。 問題は線の書法を習うことーー多分習いなおすことーーです。それから、 おそらくわれわれの後に文学がつづくでしょう。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・アンリ・マチス |
■2006.09.05.☆ |
ことば 浮世幾年ゆったり暮らせ 死ぬも生きるもつい目の先よ 高いも低いも運賦にまかせ 短い長いで泣きごというな 有っても無くても溜息つくな 富むも貧乏もお天気しだい 着もの食べものみな縁のもの のんびり暮らせばその日が仙人 ・・・・・・金瓶梅より |
■2006.09.05.☆ |
ことば 古今思えば感無量 貴賎ともども死ねば土 漢武の玉堂(いえ)にも人は無く 石家の舎谷(いえ)にも水ばかり 朝が始まり夜がくる 草木も春から秋になる けれど遊びはまだ続く しばらくおはいり陶粋郷に ・・・・・・金瓶梅より |
■2006.07.21.★ |
ことば 、「絵事は精神の為す業なり。理屈を持って精神の汚濁を除却し、始めて真正の画学を勉むべし」技術ばかりが重要なのではなく、それを支える精神を研ぎ澄まさなければ、芸術は学べない。 ・・・・・・高橋由一 |
■2006.07.11.★ |
ことば あばらやも心やすらか 菜に大根かおりもゆかし 世の中はかなしきものぞ つきあいは淡きがよろし 人手にて事業をおこし 腕利きの袖にすがれば 今日ははぶりよくとも ゆくゆくはよわろし ・・・・・・金瓶梅より |
■2006.07.11.★ |
ことば 格言にいわく。 しあわせにひたりつくすな その果ては貧しき人ぞ いきおいにたよりつくすな その果ては怨まるる身ぞ しあわせはだいじにせよ いきおいは控え目にせよ 人の世の勢と福とは 始めありて終わりすくなし ・・・・・・金瓶梅より |
■2006.07.11.★ |
ことば 春去りゆかば秋めぐり 夕日は西に沈むもの 富貴は運というけれど 運が去るのも己が罪 機をのがさずに進むべし 得意のときにふり返れ 馬上の将軍いまいずこ 野に咲く花のあわれさよ ・・・・・・金瓶梅より |
■2006.07.11.☆ |
ことば 蚊は団扇(うちわ)でたたかれ、人は口で傷つく ・・・・・・金瓶梅より |
■2006.07.11.☆ |
ことば 因果の道に無理はなく 響くところは皆おなじ 禍福のもとを尋ぬるに 凡ては身から出た錆ぞ ・・・・・・金瓶梅より |
■2006.07.11.☆ |
ことば 花は咲いてもまた落ちる 布衣(ふい)と錦衣(きんい)はころもがえ 金持ちいつまでつづかない 貧乏つらいとかぎらない 人を助けて昇天きまらず 押して溝へは落ちぬもの 怨みなさるな天道さまを 依怙(えこ)や贔屓(ひいき)はないものよ ・・・・・・金瓶梅より |
■2006.07.11.☆ |
ことば よいことしとけば福がくる 剛情張るのは禍(わざわい)のもと やさしい舌には怪我(けが)がなく 堅いばかりに歯は折れる 桃や杏は秋にはしぼみ 松や柏(ひのき)は冬でも青い 善にも悪にも報いはめぐり どこへ飛ぼうと身は隠せない ・・・・・・金瓶梅より |
■2006.06.28.★ |
ことば りこうはばかにはかなわない。 ・・・・・・金瓶梅より |
■2006.06.28.★ |
ことば 荒い浮世は生きるにつらい もちっと気楽に暮らしやれ よろず手出しはまちがい多く 心しずかにするがよい 平らの道ゆきゃ平穏無事で 常の情けは命が長い まっすぐ進めば悔やみはなくて かかり合うたら事めんどう ・・・・・・金瓶梅より |
■2006.06.28.☆ |
ことば 口数少なきゃ文句はないが ものもいいよで角が立つ 人を負かせばむりがゆき 控えたことばは味がよい 美食過ぎれば病にかかり 楽しみ多けりゃあとわるい かかったあとの薬より 転ばぬ先の杖と知れ ・・・・・・金瓶梅より |
■2006.06.19.★ |
ことば 努力というのは、恐らく運や偶然を追い詰めて縮めて微細なものにしていって、自分で掴まえやすくするためのものではないかと思うのである。 ・・・・・・赤瀬川原平 |
■2006.06.19.★ |
ことば 自分の思い通りにしかできない事は、自分の思いだけに閉じ込められるということになる。 自分にとって一番面白いのは、思いもしないものに出会うことだ。 自分の思いを超えたものにめぐり合うことである。 何故それが面白いかといえば、そのことで自分が広がっていく快感があるからである。 ・・・・・・赤瀬川原平 |
■2006.06.12.★ |
ことば 空ひろし 波うちかえりゆく 船の腹 人の世は銀光 千万(ちよろづ)の波の幻 ・・・・・・・・・・三木露風の詩より |
■2006.06.03.☆ |
ことば ・・・・・・久しぶりにブリジストン美術館に行ってみた。 第一室に入り右の壁にやはりモネの岩と海の絵があった、昔来たときと同じだ。 と思ったが、その絵がものすごく輝いている。 モネの絵ってこんなに良かったのかとショックだった。 モネの絵はもちろん変わらないのだが、こっちが変わっていたのだ。 絵は変わらなくても、それをみる自分、その自分という受容体が、生活の中で変わっていたのだ。 自分では気づかなかったが、モネの絵に再会して、それを気づかされた。 ものを見る目を広げるのに、強い作用を及ぼすのは人生である。 とりわけ人生に含まれる挫折の層が、目を広げてくれる。 ・・・・・・・・・・・ 赤瀬川原平 |
■2006.06.17.☆ |
ことば |
■2006.05.21.★ |
ことば |
■2006.05.20.☆ |
ことば |
■2006.05.19. |
ことば |
■2006.05.18. |
ことば |
■2006.05.17. |
ことば |